石播、開発人員2割増

国産ロケット「GX」事業 群馬に10月新実験施設 石川島播磨工業は2011年度に衛星打ち上げサービスを始める予定の中型ロケット「GX」の開発を本格化する。開発要員を二割増やしたほか、今月十月には群馬県富岡市の生産拠点に実験施設を新設する。官民共同で開発するGXは計画より5年遅れており、存続自体を危ぶむ見方も出ている。石播は開発体制の増強で事業化の道筋を示し、宇宙ビジネスを収益源に育てる姿勢を明確にする。 石播グループで約100人だったGXの開発部隊を、20人程度増やして120人体制にした。特に開発が難航している液化天然ガス(LNG)を燃料に使うエンジンについて専任の開発者を増員した。 実験施設は石播の宇宙事業子会社、アイ・エイチ・アイ・エアロスペース(IA)の富岡事業所に新設する。火薬を使ったロケット切り離しなど、GX開発に不可欠な破壊試験などを手がける。今後本格化する宇宙輸送機やミサイル防衛などの開発にも生かす。投資額は約十億円。 GXは石播など九社が出資するギャラクシーエクスプレス社と、文部科学省、経済産業省の三者で共同開発し、開発後の打ち上げサービスはギャラクシーが担う。通信、災害監視、情報収集といった用途で重量1.9㌧までの中小型衛星の打ち上げを受注していく。石播は11年度の事業化以降は年2−4機を打ち上げ、三百億円規模の事業に育てる計画だ。 GXは05年度に国から民間にLNGエンジンが引き渡される予定だった。しかし開発が難航しており、引き渡しが10年度に延期になっていた。 国産主力大型ロケット「H2A」を使った衛星打ち上げサービスが07年度には三菱重工業に移管されるなど、国内で宇宙ビジネスが本格化しつつある。石播はGXロケットの実用化を通じ、三菱重工と並んで宇宙ビジネスを国内で主導する。 (日本経済新聞)
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